近年、FXと株、商品相場の相関性は非常に高くなっています。グローバルマーケットによりお金の動きは自由です。投資家はより安全でより高回りの商品に流れ込みます。米ドルとFX比較して、欧州が良ければユーロ。ユーロよりも原油がよければ原油。より重要なことは買いだと、何でも買い。売りだとなんでも売りです。
これを一言でいえば、リスク許容度です。FXだけでなく様々な金融商品へのリスク許容度が高いのか低いのかが最も重要な指標となっています。そのため、FXに投資をする場合も、株の動きや商品の動きを追う必要があるのです。FXドル円のシステムが売りに転じた、しかし世界的にリスク許容が高まっていれば。つまり米株や原油が買いのシステムであれば、ドル円にも資金が流入し、騙しのサインとなる可能性が高いのです。
しかしバックテストをする場合、世界中の価格をリアルタイムで取り込み、検証することは個人レベルでは非常に難しいでしょう。しかしヘッジファンドなどでは異なる地域と異なる金融商品で裁定取引などをしており、個人の取引にも大きな影響を与えます。つまり、FXのチャートや価格だけを見るな、世界中の商品を見ろということです。
では実際のFX投資はどうするべきでしょうか。日本株への投資で売りサインが出ていた。日本のGDPは下がるし、政治的にもリスクがあるのでよくある話でしょう。しかし米株が堅調で、影響の高いドル円が買いである場合、日本株は買うべきなのか、売るべきなのか。裁定が入るので下がるかもと思いがちですが、最も大切なのはリスク許容です。米株で含み益があれば、出遅れの日本株も買うかというのが、人間の業です。では売らないのか。おそらくバックテストは日本株だけのため、売らないのはシステムルール違反です。
そこでロットを減らしたりしても同様に規律のない取引となるでしょう。そこで他商品が買いで、FXではなく日本株が売りの場合、日本株はレンジの下限で止まると考え、利食いを行うのが無難な取引です。負けなければ、すべての商品が同じ値動きをするチャンスがきます。その時にきちんと勝てば、トータルで負けになることはないでしょう。個別の動きで大切なのは、特別の材料がなければ、すぐに調整で終わると考え、底ぬけをしないと考えるのが賢いFX 比較と言えるでしょう。
